教員養成6年制に関して
野中信行さんのブログに「教員養成6年制」に関しての記事がありました。
朝日によれば、「6年制導入」の理由を2つ上げている。野中さんがバッサリとこの教員養成6年制を切り捨てているのに全く同感です。
1つは、世の中が複雑になって学校運営も子供への対処も難しくなり、4年間では教育期間が足りないという見方。
もう1つは、大学院修了という肩書きが、保護者や子供への尊敬を受ける箔付けになるということ。
1つめの理由は確かにその通りである。しかし、あと2年間で、それに対処できる力量がつくのであろうか。
2つめの理由は、ほとんど現場を知らないものの考えである。 http://nonobu.way-nifty.com/blog/2009/11/post-f690.html
特に、この2つ目の理由には「あきれて物が言えない」としか言いようがないです。こういうことを考えている人たちに日本の教育を託したくないですね。
さて、教員の質を向上させることに関しては、私の考えはこうです。
現在、新規採用者に関しては、様々な研修があります。初年度はもちろん、2年目にもいろいろな名目で研修が準備され、該当者はその都度職場を離れます。実は、ここに最大の問題があると私は考えています。
これらの研修をすべてやめる!
これにつきると思います。
ほとんどの小中学校の新規採用者は、現場に出ると同時に学級担任になります。しかし、研修で学校を離れることが頻繁にあります。
初年度、1週間に2度も研修に引っ張り出されたら、それなりの経験を積んだ者でも学級担任として子どもたちと良好な人間関係を作っていくことは大変です。もちろん、多くの場合はこういうときの補助がついているわけですが、補助が付けばダイジョウブということではありません。(それでダイジョウブだと思っている人たちがいるので困るのですが)
多くの学校で新任教師がうまくやれない原因の一つが、研修で引きずり回されるということなのです。
教員としてのそれぞれの方向性を決める大切な1年目、じっくりと学級担任として子どもたちと向き合わせるべきです。新任としての研修は最小限にして(それも、夏休み期間など、子どもたちへの影響が一番少ないように配慮して)、1年間がんばらせ、その結果をレポートさせるぐらいでいいのではないでしょうか。
以前、「道徳教育」研究の指定を受けて、職員が必死になって研究したにも関わらず、その研究指定の後に学校がおかしくなってしまったという例を見たことがあります。「研究」ばかりにエネルギーが向かい、子どもたちとの関係が壊れてしまったのです。まさに本末転倒。
教員養成に関する取り組みにこのケースが重なって見えます。
「新任教員を研修から解き放て!」
だれか影響力がある人がそう言ってくれないものでしょうか。私が叫んでもだれも振り向いてくれません。
■先週の今日はインフルエンザでした。木〜月までフトンの中で過ごしていたわけです。もったいないことをしたなあと思いますよ、まったく。


















