【読書】現代中国路上考現学「中国の変」

先日、台湾のエントリーを書いたときに、上海の「垂直干し」に関しても触れました。

その情報をいろいろ探していたときにこの本にも出会いました。

現代中国路上考現学「中国の変」

今から5年ほど前の本なので、内容的に少し古いかな、という心配もありましたが、買って読んでみて、目から鱗が数枚剥がれ落ちました、(^^;)

中国人と日本人は欧米の人達から見れば見分けが付かないと思いますが、私たち自身、欧米人よりは日本人寄りの外見の中国人に関しては（かなり似ているのだろう）とか（本質はほとんど変わらないだろう）とか、ある意味無防備に思い込んでいる節がありますよね。

でも、私は、この本を読んで思いました。

当たり前の事なのですが、

日本人と中国人は違う！

この本は、タイトルや、カバーデザインなど「中国をバカにしとるんかい！」としかられそうなぎりぎりのところだと思いますが、内容は、けっこう冷静であり、読み進めていくうちに

（うん、違うな。確かに違う）

という認識を重ねていくことになります。

違いを認識するということと、（だからダメだ）と頭から否定することとは違うと思います。

外見が似ている分だけ、私たちが勝手に（こうあるはず）と思い込んでいると、実際とのずれを感じたときにどうしても感情的になってしまうわけですが、（外見は似ていても、中身は違う）という認識がきちんとあれば、また違った対応ができるのではないだろうかと思います。

 初めて中国に旅をする前に一読しておくと穏やかな気持ちで行ってくることができるのではないかな、と思いました。



■金曜日の夜は疲れが爆発していますね。今日も、いつもより1時間起床時間がずれました。夕方から雨のようなのでちょっと焦り気味。