若い人たちは仕事でAIをバリバリ使っていると思いますが、私のような暮らしでも役に立つことが分かってきました。
その例の一つを紹介します。
自分の中で(何となくこうかな)と思いつつも、どうもうまく言語化できないことってあるじゃないですか。それをうまくまとめてくれました。
【Geminiに投げた質問】
【それに対する回答】
バンドのスピッツが好きです。いつも(独特だなあ)と思うのですが、彼らのどの部分をそう思うのかうまく言葉にできません。特徴の一つがボーカルの人の声質だと思います。それ以外に、なぜ私が(独特だなあ)と感じるのか他の人たちの分析をもとにまとめてください。
【それに対する回答】
はい、承知いたしました。バンド「スピッツ」が「独特だなあ」と感じられる理由について、ボーカル草野マサムネさんの声質以外の要素を、他のリスナーや専門家の分析を基にまとめます。
スピッツの音楽が持つ独特の浮遊感や、どこか切なくも心地よい感覚は、主に以下の3つの要素が複雑に絡み合って生まれていると言われています。
1. 歌詞の世界観:「毒」と「普遍性」の絶妙なバランス 多くの人がスピッツの「独特さ」の核心として挙げるのが、その歌詞の世界です。一聴すると爽やかで美しい言葉が並んでいるように聞こえますが、そこには日常に潜む「毒」や「死の匂い」「性的な隠喩」などが巧みに織り交ぜられています。 爽やかなメ_ロディとのギャップ: 明るくキラキラしたサウンドに乗せて、ドキッとするような残酷な言葉や、意味深なフレーズが歌われます。このギャップが、聴く人に不思議な感覚を与え、「ただの綺麗な曲ではない」という印象を強く残します。例えば、普遍的なラブソングに聴こえる曲でも、深く読み解くとストーカー的な視点や、輪廻転生を思わせるような壮大なテーマが隠されていることがあります。 聴き手に解釈を委ねる曖昧さ: スピッツの歌詞は、具体的な情景を描きながらも、核心部分はあえて曖昧にされています。主語が誰なのか、物語の結末はどうなるのか、といった部分が聴き手の想像力に委ねられているため、聴くたびに新しい発見があり、長く愛される要因になっています。この「余白」が、スピッツの音楽をミステリアスで奥深いものにしています。
2. コード進行とメロディ:「王道」から少しだけ踏み出した浮遊感 スピッツの楽曲は、J-POPの王道ともいえるキャッチーなメロディが特徴ですが、その裏側では音楽的に非常に凝ったコード進行が使われています。これが、独特の「浮遊感」や「切なさ」を生み出す大きな要因です。 心地よい違和感を生むコード: 音楽理論に詳しい人たちの間では、スピッツが「分数コード」や「クリシェ」といったテクニックを多用することがよく指摘されます。これらのコードは、メロディの美しさを際立たせつつも、一筋縄ではいかない切なさや、少し不安定な響きを加えます。聴き手は無意識にその心地よい違和感をキャッチし、「スピッツらしい展開だな」と感じるのです。 懐かしくて新しいメロディライン: どこかで聴いたことがあるような懐かしさを感じさせながらも、決して古臭くはならない絶妙なメロディラインも特徴です。日本の歌謡曲やフォークソングの影響を感じさせつつ、洋楽のロックやポップスの要素も取り入れた普遍的なメロディが、世代を超えて多くの人々に受け入れられています。
3. バンドアンサンブル:緻密に絡み合う4つの個性 草野さんのボーカルと歌詞に注目が集まりがちですが、スピッツのサウンドは楽器隊3人の個性的なプレイによって支えられています。一聴するとシンプルに聞こえる演奏も、実は非常に緻密に計算され、各パートが絶妙に絡み合っています。
三輪テツヤのギター: アルペジオ(和音を分散させて弾く奏法)を多用したキラキラとしたサウンドメイキングや、時折聴かせるサイケデリックで少しトリッキーなギターソロは、スピッツサウンドの大きな特徴です。曲の世界観を広げる彩り豊かなギターフレーズが、楽曲に深みを与えています。
田村明浩のベース: J-POPのベースラインとしては異例なほど、縦横無尽に動き回るのが田村さんのベースです。楽曲のボトムを支えながらも、もう一つのメロディを奏でるかのようなフレーズは、スピッツのうねりやドライブ感を生み出しています。
﨑山龍男のドラム: 安定感がありながらも、非常にパワフルで歌心のあるドラムです。派手なプレイで目立つことは少ないですが、楽曲の持つ感情の起伏を的確に表現するその堅実なプレイが、バンド全体のサウンドをしっかりと支えています。
これらの**「歌詞の多義性」「独創的なコード進行とメロディ」「緻密なバンドアンサンブル」**といった要素が、草野さんの唯一無二の声と合わさることで、スピッツだけの「独特な」世界観が生まれています。あなたが感じている「独特だなあ」という感覚は、これらの要素が無意識のうちに心に響いているからだと言えるでしょう。自分の感じていることの中身をしっかりと見せてくれました。
特に音楽に詳しいわけでもなく、また数多くの楽曲を聞いているわけでもない私ですが、自分の感じ方を整理できた気分です。

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