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2010年12月7日火曜日

【ためいき】待たずに食べ始める子

昨日の給食準備の時に、仕事に追われていた私は「テストの採点をしているから」と言って廊下に置いてある机で採点作業をしていました。教室の出入り口すぐ横です。

しばらくして、配膳活動が終わった気配がしました。

(じゃあ、教室の中に入ろうかな)と思った時、教室内から「いただきます!」のあいさつが聞こえました。

なんと、子どもたちは私を置き去りにして自分たちだけで勝手に給食を食べようとしていたのです。

びっくりしました。

当然、私は「すぐそこにいるのに、どうしてセンセイに声をかけないんだ!」と子どもたちを叱りましたが、子供達の反応が変でした。

そのことがものすごく気になった私は、時間をおいて、5時間目の最初に「去年まではこういうとき(配膳完了時に担任が教室にいなかったとき)にどうしていたか」を紙に書かせてみました。

すると、何と3分の2が「自分たちだけで勝手に給食を食べていた」と書きました。しかも、「勝手に食べていたが、遅れてきた担任にそのことで指導されたこともない」ということでした。

給食の配膳中は、「給食指導」ですから、基本的には教室の中にいるのですが、どうしても職員室にもどらないといけない場合もあります。「遅れるから、準備が終わった後は自分たちで食べていいよ」と指示することもあります。でも、昨日のように、1mも離れていない場所に学級担任がいるのに、自分たちだけで勝手に給食を食べようとするなどということは、私の感覚からすると、まさに「アンビリーバボー!」です。

自宅で食事をするときにも家族揃って食べることが少なくなっている昨今、家族や仲間がそろうのを待って食べ始めるなんてことは、子どもたちにとっては、逆に「非常識」なのかもしれません。

もちろん、「それはおかしい」ということは指導しましたが、やはり一番おかしいのは、それまで一度もそういう指導を受けたことがないということです。「センセイは何を怒ってるの?」という表情が不気味でした。こういう指導がされていないということでは「学校はダメ!」と非難されても仕方がないと思いました。


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